津軽新報
令和4年8月5日(金)付紙面から
■津軽南で3日大雨、土砂災害警戒情報も

黒石市袋 3日は前線や低気圧の影響で大気の状態が不安定となり、本県で線状降水帯が発生した。津軽南地域でも非常に激しい雨が降り続き、同日午前には黒石市、平川市、大鰐町では避難指示が発令されるなど、災害級の大雨となった。

 気象庁はこの日、黒石市、平川市、大鰐町に土砂災害警戒情報、藤崎町と田舎館村には洪水警報を発表。アメダス(午後3時30分現在)によると、24時間降水量の最大値は平川市碇ヶ関で190・0ミリ。午前6時28分までの1時間で62・5_を観測した。

 黒石市は、浅瀬石と山形の両地区(計300世帯720人)に避難指示を発令。袋に住む女性は、敷地内に水が流れてきたといい「海みたいになった。こんなことは初めてだ」と驚く。

 平川市は、17地域に避難指示、14地域に高齢者等避難を発令した。各地で道路の冠水や土砂の流入が報告され、古懸地区では法(のり)面の崩落が発生。葛川地区の指定避難所には高齢者や近くのデイサービスセンターの利用者、付添人ら約30人が避難した。

 大鰐町は、平川と三ツ目内川が氾濫危険水位に達するおそれがあるとして町内全域4262世帯1万89人に避難指示が出された。一部で土砂崩れや冠水の被害を確認している。避難所には最大で115人が避難したが、すべて帰宅。避難指示は午後2時に解除された。

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きょうのメモ
黒石市
◇老人福祉センターボーンクラブ/同センター/午後1時

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