津軽新報
令和3年1月6日(水)付紙面から
■新春初挽きに願いを込めて/津軽こけし館

こけし初挽き 黒石市の津軽こけし館で営業始めの4日、こけしの初挽(び)きが行われた。津軽系工人が今年最初の製作実演を行い、伝統こけしの発展や技術向上に意欲を新たにした。

 新型コロナウイルス感染症対策で、イベントを中止。阿保正文工人は「身が引き締まる思い。いつも以上に丁寧に仕上げた。これを機に、いいこけしをたくさん作りたい」といい「心を込めて作れば見に来てもらえると思う。こけしを見て、心を和ませてほしい」と期待。

■裸参りをやめ、しめ縄を奉納/藤崎町常盤

年縄(としな)奉納 藤崎町の常盤地区コミュニティ協議会は12月30日、常盤八幡宮に年縄を奉納した。新型コロナウイルス感染症対策で、しめ縄のみを奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願した。

 寛文4(1664)年に始まったとされ、358回を数える伝統行事。男衆が年縄を担いで練り歩く「裸参り」も中止に。笹森会長は「年々減りつつある後継者不足にも向き合っていかなければいけない。来年こそ例年通りの規模で、地区の活性化に」と意気込む。

主な掲載記事
□新春初挽きに願いを込めて/津軽こけし館
□裸参りをやめ、しめ縄を奉納/藤崎町常盤
□市町村の課題/平川市
□12月の気象/黒石、碇ヶ関とも気温低く
□写真特集/ゆうえいかんニバル(平川)
きょうのメモ
田舎館村
◇集団検診/文化会館/午前11時30分

トップページに戻る