津軽新報
平成29年1月5日(木)付紙面から
■初びきに願いと決意を込め/津軽こけし館

こけし初びき 黒石市の津軽こけし館で営業始めの2日、こけしの初挽(び)きが行われた。白装束に身を固めた工人が今年最初の作品を作り、伝統工芸の発展にかける決意を新たにした。

 初挽き工人の阿保正文さん(33)が、今年最初のこけしを製作した。白装束に身を固め、ろくろが回る軽快な音を響かせながらのみを入れ、高さ30センチの「本人型」を完成。雑煮の振る舞いや八宝茶会、福餅まきなども行われ、新春一番の活気に包まれた。

■中畑さんが日本刀の打ち初め/田舎館村

打ち初めをする中畑さん 田舎館村の刀匠、中畑貢(國廣)さん(75)が2日、自宅鍛冶場で日本刀の打ち初めを行った。昔ながらの製法で刀を打ち、この1年の制作意欲を高めた。

 中畑さんと妻のユキ子さん(73)、弘前市で講演したときの受講者6人が参加した。受講後、個人的に中畑さんのもとで学んでいる三上佑佳子さん(23)は「つちが予想以上に重く、両手でやっと持つことができた。貴重な経験となった」と表情を引き締めた。

主な掲載記事
□初びきに願いと決意を込め/津軽こけし館
□中畑さんが日本刀の打ち初め/田舎館村
□2017市町村の課題@/黒石市
□「釣竿片手に…」浅瀬石川編(191)/根深誠
□黒石市の旧酒蔵でNPO法人が餅つき
□各地で仕事始め
□あぴねすで東天書道会の書き初め/浪岡
□写真特集/こみせ通りイルミネーション
平成29年1月5日(木) きょうのメモ
黒石市
○津軽地区高校ソフトテニスインドア選手権大会|スポカルイン黒石|午前9時
○市老人クラブ連合会新年会|老人福祉センター|午前11時
○黒石ロータリークラブ新年会|赤提灯|午後6時

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