津軽新報
令和4年8月13日(土)付紙面から
■200ミリを超える/72時間降水量

黒石市の現場 停滞する前線の影響で津軽南地域も大雨となっている。12日現在、平川市温川、同碇ヶ関、大鰐町の72時間降水量は200ミリを大きく超えて観測史上最大。青森地方気象台によると、15日ごろから前線の活動が再び活発となる見込みで、厳重な警戒を呼び掛ける。
【黒石市】
 山形、浅瀬石、六郷、上十川の4地区の土砂災害警戒区域に発令した避難指示は、12日午前10時現在に解除されたが、警戒を続けている。断続的な雨で、リンゴ園地や水田に土砂が流れ込むなど被害が拡大している。
 浅瀬石龍ノ口でリンゴ園を営む工藤さんは、朝から園地に流れ込んだ土砂を取り除く作業。上流を流れる堰(せき)に土砂等堆積して流れが変わり、次々と押し寄せて被害が拡大したという。
【平川市】
 9日午後、土砂崩れや洪水などの危険性がある32地域(5507世帯、1万5399人)に避難指示を発令。ひらかわドリームアリーナなど10カ所に避難所を開設した。午後5時には、各避難所に計364人が避難。ひらかわドリームアリーナには老人ホームの入居者ら約160人が避難し、一夜を過ごした。
【藤崎町】
 増水による被害の可能性があるとして、9日午後3時30分に浪岡川沿岸にある富柳地区、午後4時半時点には白子地区をはじめ平川に接する10地区に避難指示を発令した。3日の豪雨でも浸水した平川沿岸にある農地と屋外運動場「ライフコート平川」が再び浸水。今後は、水が引きしだい、設備の破損、流出などの被害状況を確認する予定。

主な掲載記事
□200ミリを超える/72時間降水量、各地で被害
□平川市でヤングケアラー研修会
□黒石よされ特集(アーカイブ)
□写特/スカイジャズオケコンサート
きょうのメモ
弘前市
◇サマージャム2022/虹の湖公園(黒石)からスペースデネガ(弘前)に会場変更/正午

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