津軽新報
令和2年3月13日(金)付紙面から
■津軽南地域の観光業関連も大打撃受ける

伝承工芸館 新型コロナウイルスの国内感染拡大で、旅行客などが落ち込んでいる黒石温泉郷の観光施設からは「キャンセルが相次ぎ、先が見通せない」と悲痛な声が上がっている。9日の市議会定例会一般質問で市は「国や県の支援策に関する情報収集を行い、動向を確認しながら対応したい」としているが、実態ははるかに深刻なようだ。

 津軽伝承工芸館などの指定管理者であるツガルサイコーによると、卒業式に伴う小・中学校の謝恩会などは全て取り止め。台湾を中心に予約が入っていた海外旅行客は、3〜6月分で20団体約600人がキャンセルになった。

■春彼岸を前にお供え用造花の露店/黒石

彼岸用造花の露店 彼岸入り(17日)を前に黒石市の一番町通りでは、お供え用の造花を売る露店が開店した。色とりどりの造花が店内に所狭しと並べられ、春が訪れたような華やかな光景を描いている。

 例年のこの時期は、除雪をしてから店を作るが「こんなに雪がないのは初めてかも」と暖冬少雪に驚く。金色のハスの花を組み入れたもののほか、宗教に応じて取り除いたのも販売している。春彼岸の準備で訪れた人たちは、店の人と会話を楽しみ、買い求めていた。

主な掲載記事
□津軽南地域の観光業関連も大打撃受ける
□春彼岸を前にお供え用造花の露店/黒石
□津軽こけし館で中古作品オークション
□妊婦らを対象に災害備蓄用マスク/大鰐町
□写真特集/田舎館・児童館新1年生歓迎行事
令和2年3月13日(金) きょうのメモ
卒業式/黒石養護学校、黒石中、中郷中、平賀西中、平賀東中、尾上中、田舎館中、大鰐中

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