津軽新報
平成30年1月5日(金)付紙面から
■津軽こけし館で新春の初挽き、にぎわう

初挽き 黒石市の津軽こけし館で営業始めの2日、初挽(び)きが行われた。白装束に身を固めた工人が今年最初の作品を作り、伝統工芸の発展にかける決意を新たにした。

 ろくろが回る軽快な音が響く中、阿保六知秀工人(66)が1本目にのみを入れ、高さ30センチの「本人型」を完成。雑煮の振る舞いや福餅まき大会、干支(えと)の「戌」(いぬ)を題材にしたこけしの限定販売など、正月ならではのイベントでにぎわせた。

■日本刀の打ち始め/田舎館・中畑國廣さん

打ち始め 田舎館村田舎舘の刀匠、中畑貢さん(76)=号・國廣=が2日、自宅鍛冶場で日本刀の打ち初めを行った。昔ながらの鎚(つち)を使い、力強い音を響かせた。

 不純物を取り除く「折り返し鍛錬」は「美しさや切れ味など、全てがここで決まる」という工程。伝統装束に身を包み、妻のユキ子さん、手入れなどを学ぶ女性でつくる「刀剣正宗なでしこの会」(神冴香会長)と臨んだ。中畑さんは「刀鍛冶になるきっかけでもある日本一の名刀『相州正宗』に近づけられるようにしたい」と抱負。

主な掲載記事
□津軽こけし館で新春の初挽き、にぎわう
□日本刀の打ち始め/田舎館・中畑國廣さん
□2018市町村の課題/黒石市
□母親を刺殺、22歳会社員を逮捕/青森南署、2日
□平川で男性を殴った藤崎の29歳無職男を逮捕
□写真特集/キャンドルナイトくろいし
平成30年1月5日(金) きょうのメモ
黒石市
○ボーンクラブ|老人福祉センター|午後1時
藤崎町
○新年互礼会|ふれあいずーむ館|午後5時

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