津軽新報
平成26年8月19日(火)付紙面から
県無形民俗文化財の火流し■来年の豊凶を占う/黒石市大川原で伝統の火流し

 黒石市の山あいにある大川原地区で16日夜、650年の伝統を持つ火流しが行われた。火を付けた3艘の萱(カヤ)舟を操って川を下り、来年の稲作の出来を占った。

 南朝方第96代後醍醐天皇の皇子をかくまった信濃の豪族の子孫が落ちのび、一族や仲間の霊を慰める「精霊流し」が起源とされる。保存会の橋慶喜会長(66)によると「全般的に豊作。晩生は天候に注意」というご託宣。

■黒高隊が3年ぶりの大賞/黒石よされ流し踊り

黒高隊が大賞に輝いた 15、16日に行われた黒石よされ流し踊りの入賞団体が決まった。最優秀団体に贈られる大賞は、3年ぶりに黒高隊が受けた。

 流し踊りには、合わせて42団体4500人の踊り子が繰り出した。市内繁華街を周回するコースに華麗な踊りの波を作り、沿道を埋めた観客を魅了した。審査の結果、連帯感やはつらつとした踊りが高く評価された。▽準黒石よされ大賞=やってまれ立佞武多会▽第3位=中部地区振興協議会

初陣を飾った立ちねぶた■顕家の立ちねぶたが初陣飾る/浪岡北畠まつり

 青森市浪岡北畠夏まつりは14日、合同パレードが行われ、武者行列やねぶた、流し踊りなどが街を練り歩いた。

 武者行列は、浪岡北畠氏の祖で東北最強の軍師といわれた顕家(あきいえ)と家臣に扮(ふん)した職員が「中世の里・浪岡」を表現。初陣の「顕家公立ちねぶた」は全長約5メートル。ねぶた師、立田龍宝さんが製作した。流し踊りを見ていた女性は「人数は減ったが、団結を感じる」と感心していた。

主な掲載記事
□旧松の湯の名称を募集「こみせの風情に」/黒石市
□いきいき放談/まんが甲子園、黒商高主将の船水有貴さん
□顕家の立ちねぶたが初陣飾る/浪岡北畠まつり
□藤崎町民運動会が復活へ、子ども議会で提案
□ねぷたも盛り上げに一役、田舎館村大曲で納涼祭
□来年の豊凶を占う/黒石市大川原で伝統の火流し
□黒高隊が3年ぶりの大賞/黒石よされ流し踊り
□藤崎小学校相撲大会、54人が土俵で熱戦
平成26年8月19日(火) きょうのメモ
黒石市
■戦没者追悼式 西部地区センター 午前11時
■子宮・乳がん集団検診 スポカルイン黒石 正午
■人・農地プラン座談会 スポカルイン黒石 午後6時
藤崎町
■わくわく講座 常盤生涯学習文化会館 午前10時
■津軽南市町村議会連絡協議会総会 文化センター 午後3時
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