平成26年1月5日(日)付紙面から 津軽新報
※紙面掲載写真とは異なります■津軽こけし館で初挽き/黒石

 黒石市の津軽こけし館で2日、新春恒例の初挽(び)きが行われた。白装束に身を固めた工人が今年最初のこけしにのみを入れ、この1年の伝統工芸の発展にかける意欲を新たにした。

 初挽き工人の阿保六知秀さん(63)が、今年最初のこけし作りを披露。ろくろが回る軽快な音が響く中、イタヤカエデにのみを入れ、10号だるま幸兵衛型こけしを完成させた。餅つきや、つきたての餅で作ったおしるこの振る舞い、景品引換券入りの福餅まき大会、福袋販売などお正月ならではの催しでにぎわし、活気に包まれていた。

■田舎館村で日本刀の打ち初め

火花が飛び散る 田舎館村の刀匠・中畑貢さん(72)=号・國廣=が2日、自宅鍛冶場で日本刀の打ち初めを行い、妻のユキ子さん(70)、次男の房雄さん(45)ともに「カーン、カーン」と力強い音を響かせた。

 この日の作業は「折り返し鍛錬」と言われるもので、鉄の中の不純物を取り除く最初の作業。烏帽子・直垂(えぼし・ひたたれ)と呼ばれる伝統装束を身にまとった中畑さんと、先手(さきて)のユキ子さん、房雄さんが鍛錬所へ入った。厳かな空気が漂う中で数回、焼いてたたく作業が続けられた。中畑さんは「こうして妻と二男と打ち初めをするのは初めて」と喜んだ。 

主な掲載記事
□市町村の課題/黒石市
□愛称は「きずな」に決定/黒石市社会福祉センター
□トロンでさっぱり、たまごや「たまごタルト」/黒石
□藤崎MBBCが全国大会を前に町長に報告
□津軽こけし館で初挽き/黒石
□田舎館村で日本刀の打ち初め
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□写真特集/黒石市山形地区子ども宿泊体験
平成26年1月5日(日) 6日(月) きょうのメモ
▽5日(

▽6日(月)
■官庁御用始め
黒石市
■新年祝賀名刺交換会 松安閣 午後6時30分
平川市
■市民新年を祝う会 東京会館 午後3時
田舎館村
■表彰式・新年互礼会 中央公民館 午前11時
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