平成25年4月2日(火)付紙面から 津軽新報
■盛と志功の合作こけし「親子ではないか」

半世紀ぶりに勢ぞろい 「津軽の名工」盛秀太郎が挽(ひ)き、世界的板画家・棟方志功が色づけした3本のこけし。「これは、親子ではないか?」。「おぼこい」こけしが放つ独特の雰囲気に満たされた空間で、思わずだれかが声を上げる。未来永劫(えいごう)の象徴ともいえる親子の幸せを願ったこけしのようだ。

 黒石市の津軽こけし館がイベントの目玉として2階有料展示室で公開。最も小さいこけしを所有する男性は「『乾坤』には、天地や宇宙という意味がある。未来永劫の親子の幸せを託したのではないか」と推測。居合わせた盛名人の孫で工人の盛美津雄さんも「独特の味わいのある」と感慨深そう。
■双子ジャンボこけし、姉「かえで」妹「もみじ」/黒石市

姉の「かえで」(左)と妹の「もみじ」 黒石市が募集した「双子の姉妹ジャンボこけし」の愛称は、姉が「かえで」、妹が「もみじ」と決まった。青森市の野澤ゆきえさんが最優秀賞に選ばれ、5日に受賞式を行う。野澤さんは「紅葉のきれいな黒石市のイメージとこけしの色使いから、この名前にした」と説明する。

 ジャンボこけし制作有志の会が同市に寄贈したもので、高さは姉「かえで」が2メートル、妹「もみじ」が2.1メートル。重量はともに約150`に及ぶ。全国から169点の応募があり、反響の大きさを示した。現在、姉「かえで」はJR新青森駅で、妹「もみじ」は黒石市庁舎玄関で出迎える。
主な掲載記事
□いきいき放談/黒石警察署長、三浦年明さん
□双子ジャンボこけし、姉「かえで」妹「もみじ」/黒石市
□発芽日「ふじ」は13日ごろ/県農林業推進本部、りんご研究所
□黒石市運動公園に全天候型テニスコートが完成
□津軽みらい農協第2次人事異動
□名誉黒石市民・秋田雨雀の業績を語る会
□盛と志功の合作こけし「親子ではないか」
□平成25年度スタート、津軽南地域各市町村で辞令交付
平成25年4月2日(火) きょうのメモ

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